LIP-Learning

LIP-Learningとは?

日本で暮らす難民の方々が、就労のためや暮らしやすさの向上のために必要となる様々な学びの機会を提供するプログラムです。

来日する前に受けた迫害等による身体的・精神的なダメージを抱えていたり、経済的な余裕がなかったりなどの事情から、難民の方々はその日を凌ぐのに精いっぱいで、中長期的なキャリアを想い描くのが難しいことがあります。

そのような難民の方々一人ひとりが望むキャリアや自立した暮らしを実現するためには、就労に必要なスキルや語学力の習得が欠かせません。

LIP-Learningでは、スキル習得や学習に集中できる機会の提供を行うことにより、難民の方々の社会統合につながる支援を目指しています。

オンライン日本語学習支援

就労や日々の生活に欠かせない日本語学習の機会提供を行っています。2019年から始めて、2023年までに66名の奨学生を支援してきました。

難民の方々が直面する課題

難民の方々の社会参加を阻む第一の壁は言語ともいわれます。

日本語が話せないことにより、学校や地域との連携が行えず、社会の暮らしから孤立してしまい生活に支障が出るケースもあります。

また、日本では、就労(特に総合職と呼ばれる正社員採用)において、一般的に多くの企業が日本語能力試験(JLPT)のN2以上の日本語力を求めているといわれており、資格がないと書類選考で不採用にされてしまうことも多いようです。

日本で暮らす難民の方々が、スキルや希望を持っていても、日本語が障壁となり、自身が望むようなキャリアを描けないことは少なくありません

難民の方々が直面する課題

Living in Peaceがサポートを行う理由

多くの日本人が英語学習で経験しているように、語学は一朝一夕で身に付くものではありません。

難民等が日本で、言葉を身に付け、不自由なく生活できるようになるまでには多くの時間がかかります。この過程に寄り添い、長い目で難民の日本語学習をサポートする仕組みが必要です。

また、支援を必要としている難民等は東京都内に限りません。仕事を求めるなどして、全国各地で暮らしている方々も多くいます。

そこで、ひとりでも多くの難民の方々に寄り添い、日本語を学ぶ機会を平等に提供するため、Living in Peaceでは、コロナ以前よりオンラインでの学習提供を行ってまいりました。

提携している日本語学校とNPO法人

受講者の声

2017年ヨルダンから来日
日本に来たばかりの時はとても大変で、病院などに行く時はよく困りました。
2017年に中東から来日
大学を卒業しても、日本語が下手なので、適切な仕事を見つけることができませんでした。
2019年にコンゴ民主共和国から来日
非常に専門的で親切な先生に出会えました!

LIP-Learning受講を希望される方へ

12月からの授業開始にあわせて毎年8月頃より公募、選考をスタートします。プログラムやスケジュール詳細にご興味のある方は、下記「詳しくはこちら」よりご確認ください。

仲間になる >
寄付する >
仲間になる >
寄付する >