2026年6月度おしごとリップ開催

SNSでこの記事をシェア!

私たちLiving in Peace(以降、LIP)は、児童養護施設で生活する中学生から高校生の子どもたちに、世の中の様々な仕事を知ってもらう機会として、キャリア教育「おしごとリップ」を行っています。

関西おしごとリップ

6月21日、今年度2回目となる「おしごとリップ」を開催し、生駒学園・高鷲学園の2施設から9名の子どもたちが参加してくれました。

今回のテーマは「モノ以外のサービスを提供する」。
LIPメンバーの今村さんを講師に、ウェディング業界の仕事について学びました。

まず、今村さんから「ウェディング業界」について、時代による移り変わりや、結婚式にどれだけの人が関わりどれだけのお金がかかるのか、などを紹介してもらいます。

続いて、今村さん自身のウェディング業界に飛び込むに至ったこれまでのキャリアについて、「仕事で経験したこと」や「自分の価値観」を発見したエピソードなども織り交ぜて、臨場感たっぷりに話していました。

またウェディング業界には、ウェディングプランナーやフォトグラファー、フローリストなど様々な仕事があり、みんなそれぞれ自分の「好き」を仕事にしていることを伝えていました。

そして、結婚式に数百万円かかることに驚く声や、様々なお仕事の内容について熱心に聴いている子どもたちの姿が印象的でした。

ワークでは、ウェディング業界の中でもフローリストの仕事である、フラワーアレンジメントの体験を行いました。

誰にどんな気持ちを伝えるかを設定してもらったうえで、様々な種類のドライフラワーを手に取り、思い思いの作品を制作してもらいました。贈る人のことをイメージして制作したものや、色や形にテーマを持たせたものなど、個性と想いのあふれる作品で溢れました。

最後は、ウェディング業界に進むための進路情報を紹介しつつ、

  • 『好き』は、仕事の入り口になる
  • 関わる中でできることが増え続けることで自信になる
  • 『好き』が誰かの喜びに変わった時それが仕事の価値になる

といった、『好き』を仕事にすることに対するメッセージを伝えました。

<子どもたちからの感想> ※一部抜粋

  • 人を笑顔にする仕事に就きたい
  • 好きなことを仕事にするのはよくないと思っていたが、考えがポジティブになった

東京おしごとリップ

6月28日(日)、2026年度第2回「おしごとリップ」を開催し、11名の子どもたちが参加しました。

今回のテーマは「保育」と「自分らしさ」。

講師は、保育士として働くLIPメンバーの篠原さんが務めました。保育士という仕事の魅力や役割について紹介するとともに、実際に保育士の研修でも活用されているワークを体験しました。

業界・仕事紹介のパートでは「保育士は子どもの成長を支え、命を守る仕事」であることが伝えられました。保育園での遊びには、身体・心・知性の発達を促す大切な意味があり、一人ひとりの成長や個性に合わせて関わることが求められます。

子どもの成長は数値では測ることができず、「正解」が一つではないからこそ、その子らしさを大切にしながら寄り添い、子ども自身が考え行動できるよう支えることが、保育士の大切な役割であることを学びました。

その後は、「子どもたちに寄り添う」ことをテーマに、「自分を知る」「相手を知る・関わり方を考える」「寄り添う」の3つのステップでワークを行いました。

「自分を知る」では、『虹色なこどもたち』(星山麻木著、2024年、世界文化社)を参考に、自分にはどんな特徴があるのかを7色のキャラクターで表現するワークに取り組みました。一人ひとり異なる個性や強みを持ち、その組み合わせも人それぞれであることを考える内容です。

子どもたちの取り組み方もさまざまでした。迷わず色を塗り始める子、割合をじっくり考えてから取り組む子、塗り終えた後に改めて見直して修正する子など、それぞれが自分自身と向き合いながら真剣に取り組む姿が印象的でした。

続いて「相手を知る・関わり方を考える」では、新聞紙だけを使ってできるだけ高いタワーを作るグループワークに挑戦しました。その後、グループの仲間の「良かったところ」を伝え合う時間を設けました。

はじめは、それぞれが思い思いに動いていましたが、次第にグループで相談しながら役割を決め、協力して進める姿が見られました。また、お互いの行動をよく観察し、「ここが良かったよ」と具体的に伝え合う姿から、相手をしっかり見て認めることの大切さを実感している様子がうかがえました。

最後の「寄り添う」では、イヤイヤ期の子どもを演じる大人に対して、どのように声をかけるかを考えるロールプレイを行いました。

最初は「いや!」「やりたくない!」という言葉に戸惑う子どもたちもいましたが、「○○なんだね」「やりたかったんだね」と相手の気持ちに共感する言葉をかけながら、それぞれが工夫してコミュニケーションを取っていました。相手の立場や気持ちを想像し、寄り添うことの難しさと大切さを体験する機会となりました。

<子どもたちからの感想> ※一部抜粋

  • 保育士のワークをとおして、子どもの自然な誘導が予想以上に難しくて思った通りにならなかったけど、やりがいを感じた
  • 自分のことを理解できたので、良い所は活かして、苦手な部分は誰かに補ってもらおうと思えた
  • 保育が大変とは思っていたけど、深く見ていくとさらに大変だと分かった。イヤイヤ期がめっちゃ大変! 
  • 新聞タワーは最初不安だったけど、こうしたら安定するということが分かったり、頭を使うのが楽しかった 

今回のおしごとリップでは、保育という仕事にはさまざまな力が必要であり、一人で完結するのではなく、チームでそれぞれの強みを生かしながら子どもたちを支えていることを学びました。そして何より、「自分らしさ」を大切にすること、自分と相手を知ることが、人に寄り添う第一歩であるというメッセージが子どもたちに届けられました。

保育の仕事に限らず、人と関わるあらゆる場面で、自分を知り、相手を理解しようとする姿勢は欠かせません。今回の体験が、子どもたち一人ひとりのこれからのコミュニケーションや人との関わり方につながっていくことを願っています。

寄付者の皆様のご支援によって、このような学びと成長の場を実現できています。未来を担う子どもたちが、自分の可能性を信じ、社会の仕組みを理解するきっかけを得られることに心から感謝申し上げます。

ぜひお知り合いにも活動を共有いただければ幸いです。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

仲間になる >
寄付する >
仲間になる >
寄付する >
SNSでこの記事をシェア!