23年度の「おしごとリップ」始動に向けた説明会実施

キャリアセッション事業で年間を通じて運営している「おしごとリップ」。

昨年度は、東京での開催に加えて関西エリアにも事業展開し、関西のLIPメンバーが新たに企画・運営を行う形で、1年間のプログラムを実行できた年となりました。

2023年度も、関東の2施設、関西の1施設に対してプログラムを提供していくこととなります。関西では、より多くの子どもたちを受け入れる体制が整いつつあるため、5月から始まる「おしごとリップ」への参加意思を固めてもらうための説明会を、4月9日(日)に実施致しました。

「おしごとリップ」に参加したい!と子どもたちに思ってもらえるように準備を重ね、職員の方々と子どもたち向けとの2種類の説明会を実施しました。

まず職員の方々向けの説明会は、5名の職員さんに参加いただきました。
プログラムの概要説明に加え、キャリア支援に対する課題感や、昨年度プログラムを受講してくれた子どもたちの実際の成長の共有などをお話ししました。本日の説明会に参加する子どもたちの背中を押していただきたい!という、私たちの熱い思いは伝わったと思います。

子どもたちは11名が参加。昨年度参加をしてくれた1名の他、新しく高校生が2名、中学生が8名参加をしてくれました。

説明会の開始前にお菓子タイムを設けてLIPメンバーと和気あいあいと過ごす時間をつくり、年間を通して学ぶ7つの業界の説明や、実際のプログラムのショート版である「ミニおしごとリップ」を体験してもらいました。

7つの業界の説明では、子どもたちの身近な話題として、板チョコを手にするまでの過程を説明しました。生産(農業)から加工(製造業)、運輸業や小売業など沢山の業界が関わっていること、仕事の内容も様々なものがあることを伝え、プログラム参加への導入としました。

「ミニおしごとリップ」では、サービス業界の中から人材サービス会社の仕事を選び、『人と会社をつなぐ』キャリアアドバイザーのお仕事内容を紹介。キャリアアドバイザーが大切にしているポイントとして『自分らしい仕事を見つける』ことの大切さを伝え、ミニワークではDiSC診断で自分らしさや特性を見つけることに挑戦しました。

LIPメンバーもサポートに入り、ワークは賑やかに進行。合計4種類の診断結果に、「合ってる!」「思っていたのと違う〜」と盛り上がることができました。

初めて参加をしてくれた子どもたちがほとんどですが、講義中もこちらの促しに対して手を挙げて発言してくれたり、「ミニおしごとリップ」が終了しても、子どもたちはすぐに自室へ帰ることなく、お菓子を食べながらLIPメンバーとお話をしたり、終始明るいムードで進行ができ、楽しそうに時間を過ごしてくれたのが印象的でした。


後日、生駒学園から参加希望人数の連絡がありました。なんと男子8名・女子5名の合計13名とのこと。昨年度のおしごとリップでは6名でしたので、倍以上の人数となりました。

昨年度と比較をすると中学生の比率が増えたので、集中しやすく休憩時間の工夫をしたり、ワークの難易度を再考したりと運営上の工夫も必要となります。子どもたちにわかりやすかった・参加してよかった!と言ってもらえるように、メンバー一同で協力して取り組んで行きたいと思います。

関西エリアへの事業展開に伴い、より多くの子どもたちにプログラムを提供できるようになったことは、寄付者の皆様のご支援の賜物です。

今年度も、「おしごとリップ」を通して、子どもたちが様々なお仕事の世界を冒険できるよう、施設の方々との連携も強化し、子どもたちにとってより新しい機会の創出となるよう努めてまいりますので、引き続きのご支援・ご指導のほどよろしくお願い致します。

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