
私たちLiving in Peace(以下、LIP)は、児童養護施設で生活する中高生に、世の中の様々な仕事を知ってもらう機会としてキャリア教育「おしごとリップ」を行っています。
関西おしごとリップ
12月21日(日)、第7回「おしごとリップ」を関西で開催しました。生駒学園・高鷲学園の2施設合同で、今回は計10名が参加してくれました。
今回のテーマは「社会・経済を支える 建築業界」。LIPメンバーの石田さん・徳山さんが講師を務め、建築業界全体や施工管理について学びました。
まず、建築の定義から始まり、日本最大の木造建築物や世界の建築物をクイズ形式で楽しく紹介しました。次に、建築業の様々な業種について、具体的な仕事内容を建築物が出来る流れを知りながら学び、今回はその中から施工管理と様々な工種について講義を行いました。

施工管理では、4大管理と言われる「工程管理」「品質管理」「安全管理」「予算管理」について、講師の徳山さんの実体験などを踏まえながら説明を行いました。
次に、約50種の工種がある職人さんの具体的な作業内容について、戸建て住宅の着工から竣工までを追った映像を交えながら教えていただきました。
身近な人が建築業界で働いている子どもも多くいたので、関心をもって聞いていました。

ワークでは、『安全に、より高く、力を合わせて建築物を施工しよう!!』というテーマで様々な材料を使い、子どもたちに建築物を施工してもらいます。
まずチームとして、①どんな形にするか②施工のポイントの2点を相談してから施工を開始し、施工後は実際に施工してみた感想や、施工ポイントが上手くいったかなど、チームで共有した後に、発表してもらいました。

最後に講師の二名からは、『ものづくりは楽しく、後世に残せるけれど、責任も重い仕事です。』『人生は思った通りになります。自分の心を大切に、幸せだなと感じる時間を増やせるようにしてみて下さい。』というメッセージがありました。
子どもたちからは、『小学校の設計図が200ページもあってびっくりした。建築のすごさや大変さ、やりがいがよくわかった。』といった声がありました。ワークでは『土台がしっかりしているかどうかで安定感がまったく違うことがわかった。』『建物を高くすると不安定になり、土台の大きさが大事だった。』といった感想も寄せられました。
東京おしごとリップ

12月21日(日)におしごとリップを開催し、筑波愛児園とクリスマス・ヴィレッジから9名の子どもたちが参加しました。12月のおしごとリップのテーマとなる業界は「製造業」で、飲料メーカーでマーケティング職をされている方に講師をしていただきました。
全体の講義を通して、「自分のアイデアが形になり、新しい世界をつくる」ことを、飲料業界におけるマーケティングの仕事を通して学びました。子どもたちの生活でも身近な存在であり、講義中のクイズや「新しい飲み物を考えよう」というワークを通して、楽しみながら取り組むことが出来て、とても盛り上がる回となりました。
まず最初に、飲料業界がどんな業界で特徴があるのかをクイズ形式の講義で学びました。季節特有の商品や新商品が頻繁に販売される業界であり、子どもたちも興味津々な様子で講義を聴いてました。
次に、マーケティングは、『アイデアで「こんなものがあったらいいな」を実現する仕事』と「あらゆる人と関わりながら進める仕事」であることを説明していただきました。「マーケティング」は、子どもたちにとってあまりなじみのない職業ですが、イメージがつきやすいように身近な事例や絵を用いながら、講師が子どもたちに語り掛けるようにお話ししていただきました。そのため、子どもたちも集中力を保ちながら講義を聴いて、講義内容をしっかりと理解することが出来ました。

ワークでは、グループで「自分たちで新しい飲み物を考えよう!」というお題で、新しい飲み物のアイデア、名前、キャッチコピーを考えてもらいました。
まず最初に、「誰に飲んでほしい?」、「飲んでほしい人がこんなものがあったらいいと思うこと」、「どんな悩みを解決する/願いをかなえる製品」を考えてもらいました。個人で考えたものをグループのメンバーに共有しながら、意見を出し合いチーム全員で取り組むことが出来ました。子どもたちにとって、日常生活で触れることが多いテーマということもあり、いつも以上に活発にワークに取り組めていました。
その後、チームで出したアイディアをもとに、生成AIを使用して商品の名前とキャッチコピーを10個作成しました。生成AIが出力したものは、奇抜なアイデアも出てきて、大人も子どもも大いに盛り上がりました。最後に、生成AIが出したアイディアをもとにブラッシュアップしながら、製品のイラストや売り出し方を考えてまとめました。
最後に各チームで発表してもらいました。どのグループの発表も独自性があり、子どもたちの創造力と発想力にはおどろきました。また、2025年度のおしごとリップも回を重ねてきたことにより、みんなの前で発表するのがうまくなっていて、子どもたちの成長を感じることが出来ました。

最後に講師からの子どもたちへのメッセージとして、「ワクワクに従ってみよう!好奇心を大切に、一歩踏み出してみる。やってみる。」をキャリアや人生経験の話を通して、お話ししていただきました。これからVUCAの時代で人生を歩んでいくためにも、とても大切なメッセージで、子どもたちの心にも残るキャリアメッセージとなりました。
以下は子どもたちの感想になります。
- 自分で考えていることを実現するには一歩踏み出してアウトプットすることが大切
- ドリンクを考えるのは意外と頭をつかうから大変
- 世界の人たちと上手に関わっていく事が大切だとわかりました。AIが面白かったです。






