9月度おしごとリップ開催

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私たちLiving in Peace(以下、LIP)は、児童養護施設で生活する中学生から高校生の子どもたちに、世の中の様々な仕事を知ってもらう機会として、キャリア教育「おしごとリップ」を行っています。

関西おしごとリップ

9月21日(日)、関西において今期4回目となる「おしごとリップ」を開催いたしました。
生駒学園・高鷲学園の2施設合同で、今回は中学生6名・高校生6名が参加してくれました。

7つに分類した業界を1年間かけて子どもたちに紹介していくおしごとリップ。今月は年に2回の振り返り会で、「しくじり講義」「診断パート」の講義と「面談」を実施しました。

「しくじり講義」では、過去にLIPメンバーだった吉田さんに、しくじりの経験談を話していただきました。学生時代から社会人までの様々な経験から、自分を知る努力をしよう、 できないことを認めよう、人に助けを求めよう、というメッセージを贈っていただきました。

「診断パート」では、LIPの徳山さんに講義を担当いただき、価値観について子ども達と一緒に考えました。診断シートを使いながら、自分が潜在的に大切にしている価値観を知り、さらには、他人から見えている自分について話し合うことにも挑戦しました。自分では気づいていない自分の行動を、友人から伝えられることで、新たな一面を認識すると同時に、照れながらも嬉しそうな子どもたちの笑顔が見られました。

「面談」では、おしごとリップを通しての気づきや、興味関心、将来のことなど、一人ひとりと向き合い、雑談ベースで自由にお話しました。子ども達からは、「おしごとリップ」について、講義中のワークが楽しい、いろんな仕事を知れた、知らなったことがたくさんあった、と話してくれました。

<子どもたちからの感想> ※一部抜粋

・苦手なこと・出来ないことを認めるのは、自分を知る第一歩だと思った。
・今後、自分も他人も知らない自分に出会えた時は否定せず、受け入れていきたいと思う。
・面談ではたくさんお話ができて楽しかった。

今後も「おしごとリップ」を通して、子どもたちが様々なお仕事の世界を冒険できるよう、努めてまいりますので、引き続きのご支援・ご指導のほどよろしくお願い致します。

東京おしごとリップ

東京は9月28日(日)におしごとリップを実施しました。

7つに分類した業界を1年間かけて子どもたちに紹介していくおしごとリップですが、今月はおしごとリップ前半の振り返り会で、しくじり講義・自己診断のワーク・面談を実施しました。

面談では、子どもたちそれぞれの興味・関心や話したい事に合わせてじっくりと会話をしました。
自分の好きなことや学校で頑張っていることを切り口に、進学や就職に向けて考えていることや悩んでいること・難しいと考えていることなどを話してくれました。

実際に面談の中では、面談初参加の子どもから、自分の得意・不得意についての話が聞けたり、「残り半年のおしごとリップでは、自分なりに面白いと思うものを発見できるようにしていきたい」といった目標について話したりすることが出来ました。

しくじり講義では、関西LIPメンバーが今までの人生における”しくじり”を講義形式で話してくれました。

失敗を恐れて挑戦が出来なかったという講師の経験談は、子どもたちにとっても印象的だったようで、子どもたちの感想にも「同じようなことに心当たりがある」といったことなどが書かれており、今回の”しくじり”エピソードを通じて、挑戦することの大切さを考えるきっかけになっていればと思っています。

ワークでは自分自身を知るための方法として、シゴト★ジブン発見カードを使って、自己診断を実施しました。

シゴト★ジブン発見カードは、仕事を「やってみたい」「どちらでもない」「やりたくない」に分類し、「やってみたい」仕事に選ばれたカードに記載された特性から自己分析を行うツールです。診断結果の説明から自分に合っている特性を抜き出す際には、子どもたちも「全然合っていない」「これは合っている」などと言いながら、”自分から見た自分”を言語化できていました。

10月からはおしごとリップの後半がスタートします。
将来の目標が明確な子どももいれば、まだこれから考えていく子どももいる中で、子どもたちの将来の選択に少しでもプラスになるようこれからのおしごとリップのプログラムも作っていければと思います。

私たちLiving in Peaceは、子どもたちのキャリアに対する意識向上に少しでも貢献できるよう、キャリア教育「おしごとリップ」のプログラムを心を込めて届けて参ります。

今後とも、皆さまのご支援を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。

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