おでかけリップ 2024年度第5回 「日本科学未来館の見学とワークショップ」

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「おでかけリップ」とは、学校外での体験が少ない傾向にある、外国ルーツの子どもたちや母子生活支援施設出身の子どもたちに、社会と繋がるさまざまな体験プログラムを提供する取り組みです。

2024年度(2024年秋~2025年夏)第5回目となる今回は、6月21日(土)に日本科学未来館の展示を見学しました。また、今年度最終回のため、1年間通しておでかけリップで経験したことを振り返った上で、将来のことを考えるワークショップに取り組みました!

写真:日本科学未来館のシンボル展示である「ジオ・コスモス」

日本科学未来館は、先端科学技術を体験しながら、「未来」を共創することを目指すミュージアムです。

最初はあまり宇宙や科学には関心がないと話していた子どもも、体験型の展示を興味深々に楽しんでおり、「このゲーム面白い!」「もう1回やりたい!」という声を聞くことができました。

最新技術を使ったロボットの展示も多くあり、可愛らしいロボットと触れ合ったり、物を掴むテクノロジーの仕組みを体験したりと、見所満載でした。

写真:最先端テクノロジーの展示を見学している様子

実際に高齢者の目線が体験できるブース「老いパーク」では、特に視覚の変化を試すゲームや物忘れを試す体験が人気でした。老化現象が起こるメカニズムや対処法、将来身近になるかもしれないサポート技術の展示もあり、新しい学びもありました。

写真:「老いパーク」という体験型の展示で高齢者の歩きづらさを体験している様子

また、今回はドームシアター「バースデイ〜宇宙と私をつなぐもの〜」も観ました。ドーム全体を包み込む3D映像は圧巻で、宇宙の果てや無数の銀河を視覚と音響で“体感”できる演出が、こども子供たちの宇宙への興味を引き出すきっかけになったことでしょう。

ドームシアターを観終わった後は、昼食をとり、1年間の写真アルバムを見ながら振り返りをしました。以下は、振り返りの抜粋です。

・色んな人としゃべれるようになった。
・日本のいろいろな場所や、歴史に興味を持った。
・日常のなぜ?を大切にするようになった。
・海や山、サイクリングにも行ってみたい。

将来を考えるワークショップでは、普段の生活やおでかけリップの経験を思い返しつつ、自分の興味関心がどんなところに向いているのかを考えてもらいました。また、どうしたら好きなことができるか、LIPメンバーと会話をしながら深めていきました。子どもたちは熱心に取り組んでおり、自分なりの言葉で表現してくれました。

今回のワークショップが、どんなことに挑戦したいのか、自分の好きなことややりたいことはどんなことなのかに思いを巡らすきっかけになってくれればと思っています。

写真:LIPメンバーの体験談を聞いている様子

今期のおでかけリップのプログラムは、全て終了しました。現在、来期のおでかけリップの内容をメンバーで検討しています。子どもたちに書いてもらったアンケートも参考にして、より良いプログラムを実施できるよう取り組んでまいります。

今後も皆様には温かく見守っていただき、ご支援賜れますと幸いです。

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