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マイクロファイナンスにおけるインパクト評価

  • 投稿日 2022年10月4日
  • 著者 natsuko.tsuchiya
  • 記事のカテゴリー マイクロファイナンス
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マイクロファイナンスは、小口融資を貧困層の人々に行うことで日々の生活を助けたり、 個人事業の拡大による貧困からの脱却に役立つことが知られています。

近年、マイクロファイナンス事業を効果的に行い、ステークホルダーに正しく報告する際にインパクト評価を実施する必要性が高まっています。

私たちマイクロファイナンスプロジェクト ファンド事業のメンバーでは、事業運営にあたり重要なインパクト評価について日々検討を重ねています。

マイクロファイナンス機関がインパクト評価を行うことの意義は大きく以下2点に分けられます。

  • 事業の改善

自らの活動が与えた影響を把握することができます。

また、インパクト評価を行うにあたり”選択した指標”の改善を目指すことで顧客のニーズを把握し、より良いサービスを提供できるようになります。

  • 資金提供者へのアカウンタビリティ確保

寄付や資本、ローン等の形で資金を他者から提供されている場合、その活動の成果を正しく報告することが必要とされます。

インパクト評価を実施することにより、投資家や寄付者に対する説明責任を果たすことができます。

経営者はインパクト評価を行うことによってマイクロファイナンス機関が掲げている社会的使命を達成できるようになります。

インパクト評価をせず、財務的な評価のみを事業の評価指針とすると、社会的使命達成のための指針がなく、自らの社会的使命と経済的利益の両立を果たすために行動することが難しくなる可能性があります。

また、インパクト評価を行うことで、社会的使命の達成度合いを測ることが可能になり、指標を用いて評価を行うことによって社会的使命を果たすための行動をとりやすくなります。

このように、社会的使命を持つマイクロファイナンス機関にとって、インパクト評価は経営のドライバーとして重要な意味を持っているのです。

UNSPM( Universal standard for social performance management)は、ソーシャルパフォーマンスタスクフォース(SPTF)が作成したインパクト評価の包括的なマニュアルです。

金融サービスのインパクト評価を行うための基準をつくるため400名ほどの利害関係者と協力して作られました。

このマニュアルには、以下の6つを満たし、経営にインパクト評価・マネジメントを統合することで、強固なンパクト評価を実施できることが示されています。

社会的目標を定義し、達成できているかをモニタリングする

まず、マイクロファイナンス機関の社会的使命を明らかにし、社会的目標を設定します。

そして、社会的目標をモニタリングできるよう社会的指標を選択します。

社会的指標を選択したら、社会的指標を測定するために必要なデータを収集する方法を考えるとともに”信頼性の高いデータ形で収集できるか”、”顧客に過大な負担がかからないか”を検討します。

データの収集ができたら、インパクト評価の透明性を高めるため、評価結果について外部に公開します

取締役会、経営陣、従業員の社会的目標へのコミットメントを確保する

インパクト評価の結果については取締役会に報告することにより、取締役会がモニタリングできるようになります。

また、従業員の業績評価の中に社会的目標に関連した指標を取り入れることにより、従業員に社会的目標を意識づけることができます。

顧客のニーズと好みを満たす製品、サービス、配送チャネルを設計する

顧客ニーズを満たしたサービスを提供し社会的目標を達成するために、顧客のニーズを市場調査などで把握します。

市場調査は顧客の性別や収入、現在直面している経済的困難や社会的困難について、顧客が利用しているサービスや地域などセグメントに分けて行います。

これらの調査により、それぞれのサービスが各地域で顧客のニーズを満たせているかどうかを知ることができます。また、他のサービスを利用しない理由を聞くことにより、顧客が他のサービスを利用する障害となっている事実を把握することができます。

クライアントへの対応

顧客にお金を貸すことが、貧困から抜け出せたり自立に向けたきっかけとなります。

しかし、顧客がお金を返済できない状況になると、逆にさらなる貧困に苦しみ、顧客の自立が難しくなります。

そのため、顧客がお金を返済できないという状況にならないようにモニタリングすることも社会的目標を達成するためには重要です。

また、マイクロファイナンス機関の顧客は文字が読めず契約書の内容を理解できないこともあります。そのため、マイクロファイナンス機関の提供するサービスの内容を正確に説明する必要があります。

従業員への対応

社会的目標を達成するために従業員が働きやすいような環境を整備する必要があります。

財務的業績評価とインパクト評価とのバランスをとる

財務的な評価及びインパクト評価はどちらかにかたよらないようにする必要があります。そのため、目標を立てる際は組織の財務目標と社会的目標をどのようなバランスで促進するか決めます。

参考文献
https://sptf.info/images/usspm_impl_guide_english_20171003.pdf
https://www.spf.org/gender/news/20210525.html


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